射影変形に頑健な四頂点回帰による物体検出

概要


モバイル端末で撮影された名刺をデジタル化する際,後段の光学文字認識での影響を最小限にするためには名刺領域のみを正確に切り出すことが望ましい。
しかし,射影変形の影響により名刺を矩形で検出すると余白や欠損が生じるため,四隅まで正確に検出できない課題がある。
本稿では,検出器の出力を5次元で表現される回転矩形から8次元の四頂点へ拡張した表現を用い,射影変形に対する検出性能の違いを評価する。
計算実験では,公開データセットと射影変形を含む名刺データを用いて評価を行い,8次元の四頂点へ拡張しても検出性能は維持され,名刺領域の四隅をより正確に検出できることを確認した。