営業DXサービス「Sansan」
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自前のデータを活かし、 高度な技術的チャレンジでプロダクト連携に挑む
技術本部 Sansan Engineering Unit 副部長 笹川 裕人
技術本部 Sansan Engineering Unit 副部長として、営業DXサービス「Sansan」のプロダクト開発に携わる笹川裕人。彼は「Sansan」関連の業務だけではなく、技術本部の組織横断で人材開発・育成の活動に携わるなど、企業全体のエンジニアリングの底上げにも取り組んでいます。その笹川に過去のキャリアやSansanの魅力、今後のビジョンなどを聞きました。
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進化し続けるプロダクトSansan。 この開発はエンジニアの挑戦そのもの
技術本部 Sansan Engineering Unit 副部長/チーフアーキテクト 吉本和弘
Sansan株式会社の技術本部 Sansan Engineering Unit 副部長/チーフアーキテクトを務める吉本和弘にインタビューを行いました。2015年の入社以来、営業DXサービス「Sansan」の開発に携わってきた吉本が見てきたSansan株式会社の進化、そして今取り組んでいることについて。難易度が高いエンジニアリングに常に挑戦し続けることで、どんな成長があるのかを聞きました。
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「成果を上げることが前提」 新卒入社4年目エンジニアの信念
技術本部 Sansan Engineering Unit 佐藤 輝年
Sansan株式会社の技術本部Sansan Engineering Unitに所属する佐藤輝年にインタビューをしました。前回、同部署の副部長/チーフアーキテクトを務める吉本和弘のインタビュー
で印象的だった「システム開発で最も大事なのは、事業成長」という言葉は、現場にいるエンジニアの働き方とどう結びついているのか。入社4年目の佐藤が今、考えていることを聞きました。
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SaaSプロダクトの開発は、終わりなき改善の連続。 だからこそ興味は尽きない。
技術本部 Sansan Engineering Unit 副部長 奥村 貴史
SIerにてWebアプリケーション開発をメインに、業種業界を限定しない業務アプリケーション構築に従事した後、2016年3月にSansan株式会社に入社。現在はアーキテクトとしてプロジェクトの上流工程をメインに担当。
エンジニアが歴史の長いプロダクトを目の当たりにしたとき、「もはや必要な機能は一通り揃っており、新機能を開発する楽しさは残っていないのではないか」と考えてしまうことがあります。しかし、営業DXサービス「Sansan」に関して言えば、その答えは「NO」です。むしろ、このプロダクトはまだまだ発展途上であり、現在も進化を続けています。「Sansan」に長年携わってきた奥村貴史に、開発の魅力について聞きました。
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ユーザーへの価値提供を徹底的に意識する
私は2016年3月に入社して以来、営業DXサービス「Sansan」の開発に向き合ってきました。現在は、開発組織であるSansan Engineering Unitの副部長としてマネジメントを担いつつ、アーキテクトとして開発プロジェクトの上流工程も担当しています。
「Sansan」の開発スタイルは、徹底して“ユーザーへの価値提供”を重視する特徴があります。各種の施策や改善案に対して「なぜプロジェクト化する必要があるのか」「その必要性を裏付ける具体的なファクトは何か」「ユーザーの要望を叶えるために最適な要件になっているか」などを吟味したうえで、プロジェクトが走り出します。
このプロセスは、ユーザーに直接影響する機能だけではなく、ライブラリのバージョンアップといった作業にも適用されます。ユーザーへの価値提供を常に意識する思想があるからこそ、開発に携わるエンジニア自身も、仕事を通じて世の中に貢献していることを実感できるのです。
「Sansan」のようなSaaSプロダクトは、絶え間なく改善を続けていく必要があります。入社してから6年以上経過した今でも仕事のモチベーションを高いまま保てているのは、プロダクトの継続的な成長に向き合うことが、事業成長につながるという自負があるからだと思います。
また、価値のあるプロダクトを実現するために、難易度の高い課題をいくつも乗り越えてきました。解決策を考える過程で、技術力やマネジメントスキルなどが自然と磨かれ、エンジニアとしても大きくスキルアップしたと感じています。
長く続くプロダクトだからこその魅力がある
「Sansan」は10年以上もの間、運用されているプロダクトです。そして、成長したプロダクトだからこその、開発の面白さがあります。
ひとつは、ユーザーへのビジネスインパクトをエンジニアが肌で実感できること。「Sansan」は数千の企業に導入されているプロダクトであるため、利便性の高い機能改善をした際に、膨大な数の企業の事業にポジティブな影響を与えることができます。これは、世の中に広く普及したプロダクトだからこその魅力です。
もうひとつは、長くプロダクトと携わる過程で、コンセプトや機能が刷新されて飛躍的な進化を遂げる瞬間に立ち会えること。たとえば「Sansan」は2022年4月に、“クラウド名刺管理サービス”から“営業DXサービス”へとコンセプトを刷新し、「営業を強くするデータベース」としての機能強化を行うことを発表しました。
私の今後の目標としては、プロダクトを成長させることに加えて、開発組織もより良いものへと改善していきたいです。Sansanの事業が成長し、会社のフェーズも移り変わるなかで、組織に求められることも変化していきます。内部統制の整備や開発プロセスの最適化なども進めて、より一層エンジニアが力を発揮できる環境を整えていきたいと考えています。
メンバーたちが業務にコミットメントでき、ユーザーへの提供価値をより大きくできるように、開発組織を設計していきたいです。
プロダクト概要
営業DXサービス「Sansan」は、ビジネスにおける「出会い」の情報を管理するサービスです。
営業DXサービス「Sansan」は、ビジネスにおける「出会い」の情報を管理するサービスです。名刺をスキャナーやスマートフォンアプリで読み取るだけで、独自のオペレーションシステムが名刺情報を99.9%の精度で正確にデータ化。そうすることで、企業や人物の関係性を可視化し、新たな価値をビジネスシーンに創出します。
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もしかしたら同じチームにいる同僚は、パートナー企業のキーマンと友人かもしれません。他部署にいる後輩は、前職で著名なエンジニアと一緒に働いていたかもしれません。人脈を起点に会話がはじまり、部門を越えてアイデアが生まれる。「Sansan」が見せる「人と人とのつながり」は、ビジネスを前に進めるきっかけを生み出してくれるのです。
「Sansan」が扱うデータは名刺だけではありません。「Sansan」を顧客管理ツールやマーケティングオートメーションと連携させることで、社内に散らばるデータを正しく一つに統合できるようになります。営業やマーケティングはもちろん、コンプライアンスの強化やバックオフィス部門の業務効率化など、さまざまなシーンで利用可能です。また、ウェブ会議などでの名刺交換を実現するオンライン名刺機能は、リモートワークを取り入れた新しい働き方を支えています。
エンジニアにとって「Sansan」の開発は決して簡単ではありません。企業や人物、そして人と人とのつながりの情報を扱っているからこそ、データ量は膨大になります。個人情報を扱うという特性上、求められるセキュリティ要件も高いです。
10年以上にわたり築き上げてきた巨大なデータやコードの上に、さらなるピースを乗せていく作業。既存の資産を大切に守りながらサービスをさらに改善させるという、高難度のエンジニアリングが求められます。明確な正解がない状況の中で、何がユーザーのためになるのかを徹底的に考え抜かなければなりません。
ですが、大変さを乗り越えた先に、エンジニアの仕事の醍醐味が待っています。努力の末に生み出した機能が、ユーザーのビジネスを変革させ、前に進める原動力になる。自分たちの書いたコードが、人と人とのつながりから大きな奇跡を生み出す。「Sansan」の開発に携わるエンジニアは、そんな瞬間にやりがいを感じています。
2007年にローンチした「Sansan」は、今や多くの方々にご利用いただけるプラットフォームへと成長しました。数名規模の企業から大手企業まで、7,000社以上にご導入いただいています。ただ、働き方を変えるビジネスプラットフォームとしては、「Sansan」はまだまだ成長の過程にあり、未完成のサービスです。より多種多様なデータを扱い、より豊富な機能を持たせ、誰にとっても使いやすい「Sansan」へ。すべてのビジネスパーソンを支えるプラットフォームへと進化させていきます。
新しい「Sansan」を、テクノロジーの力で創り上げていく。私たちエンジニアは今日も、そのためのチャレンジを続けています。
営業DXサービス「Sansan」技術スタック
Category | Technology Stack |
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Programming Language / Library etc. | Frontend HTML, CSS(LESS), JavaScript(jQuery,Bootstrap, Babel) |
Backend C#, .NET Framework, ASP.NET(MVC, WebAPI, Web Forms) | |
iOS Swift, RxSwift, Realm, Alamofire, Cocoapods, Carthage | |
Android Kotlin, Dagger2, Kotlin Coroutines, Android Architecture Component, OkHttp, Retrofit, Epoxy | |
Other Packer, Chef, Terraform, Docker | |
Infrastructure | AWS |
Database | PostgreSQL, DynamoDB, S3, Aurora, Elasticsearch |
Monitoring | Zabbix, CloudWatch, NewRelic |
CI | Jenkins, GitHub Actions, Bitrise |
Code Management | GitHub, GitLab |